VPNでネットは遅くなる?速度に影響する6つの要因
結論から言うと、VPNは速度に影響します——ただし多くの人が思うより小さく、そして大半は調整可能です。暗号化と経由地がひとつ増えることには本質的なコストがありますが、実際にどれだけ遅く感じるかは6つの要因で決まります。どの要因が足を引っ張っているか特定できれば、何を変えればいいかは自ずと分かります。
要因1:サーバーとの距離
通信は目的地に届く前にVPNサーバーを経由します。サーバーが遠いほど往復の遅延は大きくなり、たとえば台湾からアメリカのサーバーを経由して台湾のサイトを見るのは、地球を半周する回り道です。**対策:**日常利用では「自動」か最寄りのサーバーを選ぶこと。Lubi VPNがサーバーをアジア太平洋に集中させているのもこのためです。アジアのユーザーにとっては、近くの1台が「世界5,000台のサーバー」に毎回勝ちます。
要因2:サーバーの負荷
ひとつのサーバーに人が集中すれば全員が遅くなります。ラッシュアワーの高速道路と同じです。**対策:**遅いと感じたらサーバーを切り替える。特に夜のピーク時間帯は効果的です。
要因3:暗号化とプロトコルのオーバーヘッド
暗号化・復号には計算が必要で、プロトコルによって効率も異なります。とはいえ現代のプロトコルではこのオーバーヘッドは小さく、ある程度新しい端末ではほぼ測定できないレベルです。**対策:**アプリのデフォルトまたは自動のプロトコル設定のままで十分。ここでいじるべきものはありません。
要因4:元の回線品質
VPNが、その下にあるネットワークより速くなることはありません。ホテルのWi-Fiが電波の弱い5Mbpsしか出ていなければ、VPNのあるなしにかかわらずすべてが遅い——のに、責められるのはたいていVPNです。**対策:**VPNオフで一度、オンで一度、速度を測ること。その差分こそがVPNの実コストで、残りはネットワーク側の問題です。
要因5:端末の性能
暗号化処理はあなたの端末上で動きます。古いスマホやノートPCは処理が追いつかず、ネットワークと無関係にスループットの上限が決まってしまいます。**対策:**アプリとOSを最新に保ち、古い端末では重いタスクを同時に走らせないことです。
要因6:ルーティング経路
ISPから特定のサービスへの経路が混雑していたり、遠回りに設定されていたりすることがあります。この場合、VPNのほうがむしろ速くなることがあります——別の経路を提供するからです。「VPNは必ず遅くなる」という言説が単純に誤りである理由がこれです。**対策:**特定のサイトやサービスだけが遅いときは、VPNを試してみる。迂回路が勝つことは珍しくありません。
3分でできる原因の切り分け
要因を順に潰していきます。まずVPNオフで素の速度を測る(要因4を除外)。次に近くのサーバーに切り替える(要因1と2)。Wi-Fiとモバイルデータを比較する。最後にアプリを再起動する。特定のサービスだけが遅いなら、たいてい要因6で、サーバーの切り替えで解決することが多いです。
まとめ
VPNの速度コストは実在しますが、コントロール可能です。近くのサーバーを選び、混雑を避け、まず元の回線を確認する——多くの人は日常利用で意味のある差を感じません。アジアのユーザーにとっては、サーバーが実際に近くにあるサービスを選ぶことが、6つの要因の中で最大のもの——距離——を最初から消してしまう方法です。